「あなあき焼きのり」美味しさのヒミツ
あなあき焼きのりの穴とは、自然に開いた穴。
海苔屋のあいだでは有名なのですが、
穴あき海苔は、おいしい証拠です。
その、おいしい理由は3つ。
・繊維が新鮮
・サクサク食感
・旨味が強い
まず、
・繊維が新鮮
そもそも、なぜ海苔に穴が開くのかといいますと・・・。
海苔を海から採ってくると、まずミキサーにかけて砕きます。
(海苔ってもともとこんな形をしています!)
そして砕いたものを、海苔簀(のりす)に入れて、乾燥させます。
この乾燥時に、海苔の繊維が収縮して、自然に穴が出来るのです。
つまりどの海苔でも、大なり小なり、穴は開いています。
でも、なぜこんなに大きな穴が開いているのか?
それは、この「あなあき焼きのり」が柔らかい新芽で出来た海苔だからです。
新芽は繊維が新鮮なので、収縮度合いが強いため、
乾燥させた時に、穴がたくさんあるのです。
・サクサク食感
穴が開けば開くほど、繊維同士の結びつきが弱いので、
口の中でパラパラほどけやすいです。
↓
だから、食感がサクサク!!
このように、簡単に手でちぎれてしまう・・・。
(あとできかねこがおいしく頂きました!)
・旨味が強い
旨味とは・・・甘味、酸味、塩味、辛味、苦味と並ぶ、5つの基本味の1つです。
代表的な旨味物質はこの3つです。
昆布などに含まれる、グルタミン酸。
カツオ節などに含まれる、イノシン酸。
干しシイタケなどに含まれる、グアニル酸。
なんと海苔には、もともとこの3つの旨味物質が含まれています!
繊維が新鮮ということは、海苔そのものが新鮮ということ。
なので、海苔本来の旨味がよく感じられるのです。
わざわざ穴あけパンチなどの道具を使わなくとも!
(噛みきれない海苔に穴を開けることによって、食べやすくする道具です。)
噛みきれるので、ストレスありませんよ☆
どうぞ一度ご賞味あれ~♪